3月の震災から2ヶ月経った頃から、管楽の活動も再開し、楽器を吹く日常が徐々に戻ってきました。そんな中、ひょんな事から2ヶ月以上ぶりに演奏する機会を与えて頂くことが出来ました。
■5月21日(土)
28日に多吹さんの演奏があり、そちらをお手伝いさせて頂く事になりました。多吹さんが練習場所として利用している多賀城文化センター、山王地区公民館が先の震災により避難所となっており、避難所慰問の演奏会をされるためです。
15時から練習開始と言うので、多賀城市芸能道場に向かいます。到着すると、震災後久しぶりに会う見知った面々がおり、何だか安心します。しかしその反面、先に若吹から体よくお引き取り頂いた某迷惑な人も来ており、どれだけ暇で出たがりなのかと思い、非常にがっかりします。
ユーフォ吹きは3名集まりましたが、他のパートとのバランスを考えるとあまりに多いため、ボクは他のパートを吹こうかと思いつつ、合奏ではユーフォの譜面を普通に吹いておりました。(最終的には2名になりましたので、本番当日もユーフォの譜面を吹くことになりましたが)
■5月28日(土)
15時に多賀城芸能道場に入ります。多吹の番長としばらく振りにお会いしました。震災後職場である石巻赤十字病院で闘っていたそうで、相当痩せていてびっくりしました。
今回の慰問は普通の慰問演奏のように、先方からの要望があって演奏しに行く訳ではなく、こちらからのお願いで演奏させて頂くものであるため、その辺りを履き違えないように…との番長の言葉に、身の引き締まる思いをします。
多賀城文化センターでの演奏開始は18時の予定です。建物の中に入ると、この場所で生活されている避難者の皆さんが大勢いらっしゃいます。正直、自分はここで演奏なぞして良いのだろうかと言う不安を禁じ得ませんでしたが、まずは避難者の皆さんの邪魔にならないように、心を込めて演奏しようと思い直します。
演奏会は和やかに進行し、聴いて頂いた皆さんにも喜んで頂くことが出来たようです。これで一安心し、次の演奏場所である山王地区公民館へ向かいます。こちらでの本番は19時半予定です。本番少し前に女川から参戦のDっさんが滑り込みセーフ、諸々のお約束を説明し、いざ本番です。
聴いて頂いた避難者の人数は少なかったものの、割合気合の入った演奏になり、こちらでも皆さんの笑顔に触れる事が出来ました。今回の慰問演奏の準備をされた番長はじめ多吹さんの皆さんに敬意を表したいと思います。当日の演奏曲は以下の通りです。
♪アンパンマンのマーチ
♪上を向いて歩こう
♪おどるポンポコリン
♪川の流れのように
♪ふるさと
♪世界に一つだけの花(アンコール)
■6月1日(水)
若吹は今年も団内で協議した結果、コンクールに出ない事になりました。そうなると結果的に、コンクールに関してボクはフリーになるわけです。そんな訳で早速去年と同様に利府吹さんから電話一本でお手伝いの号令が(笑)
そんな訳で、ここ最近は管楽と若吹の活動に加えて、利府吹さんの練習もあり、何だか往時の忙しさが徐々に戻ってきた感があります。
反面、ボクの近くにいる問題児の動きが相当目に余る状態になっています。自分がやりたいと言って始めた仕事を「やる気がなくなった」と放棄したのみならず、自分が面白いと思った事にだけ首を突っ込み、挙げ句に周りの人まで巻き添えにする始末です。今までに重ねた悪事の数々を考え合わせると、このまま見過ごす訳には行かないと思っています。黙ってボクの前から姿を消してくれれば言う事なしなのですが…