夏休みから10月3連休まで

今年の夏休みは9日から17日の9連休になるはずだったのですが、生憎14日が出勤となりましたので、9連休は残念ながら5連休と3連休に分割されてしまいました(苦笑)

前半の5連休についてはかみさんが9日と10日に吹奏楽コンクールの宮城県大会、11日から13日は出勤でしたので、びた一文休みが被らず、なすすべなく家で過ごしておりました。後半は何かしたいと思案しまして、普段夫婦で旅行に行く機会がないらしいあっきー夫妻をお誘いし、猪苗代&会津方面の旅行を画策したのであります。

■8月15日(金)
この日が旅行初日となりますが、かみさんが実家で所用だったため、仙台を出発したのは昼下がり頃でした。レンタカーを借用し、あっきー夫妻をお迎えし、かみさんの実家でかみさんを拾い、一路福島へ向かいます。最初の目的地は福島市南西部にある「四季の里」と言う公園です。何だ公園かよと侮っては行けませんで、ここにはアサヒビール園があるんです。

豚しゃぶしゃぶとジンギスカンの食べ放題と、ビールかソフトドリンクの飲み放題を楽しみます。豚しゃぶしゃぶには予め醤油ラーメン風のスープが仕込んでありますので、結構イケます(笑)しかし、その後のジンギスカンをあまり食べられないうちにお腹一杯になり、一路今晩の宿へ向かいます。

今晩の宿は猪苗代駅から車で10分程度の温泉付きペンションです。幸い宿泊者で混雑と言う事もありませんでしたので、貸し切り温泉で夫婦水入らずの時間を過ごす事が出来ました。その後一杯引っ掛けまして、翌日に備えて就寝します。

■8月16日(土)
最初の目的地は下郷町の「大内宿」です。昼頃にのんびり行くと途中で渋滞に巻き込まれる懸念がありますので、9時に出発し現地へ向かいます。その甲斐ありまして、10時半には現地に到着し探索を開始します。徐々に雨が降って来ましたので、近くのお店に入り、岩魚の塩焼きを頂く事にします。いつ食べてもクセのない美味しさで、四名とも頭から尻尾まで残さず食べきります。

さーて次は…と思った所で雨の降り方が一気に激しくなりましたので、昼食の手打ち蕎麦を頂いてのんびりする事にします。しばらくすると小康状態になりましたので、少しお土産を購入して今晩の宿へ向かいます。目的地は会津芦ノ牧温泉です。13時半位に到着しましたので、荷物を預け、少し休憩をしてから会津鉄道に乗って若松市内に向かいます。

ここからは短めの時間ですが、夫婦毎に若松市内観光とします。しかし雨が降り続くためにあまり出歩けず、お互いややぐったりした状態で待ち合わせ場所で合流し、宿に戻ってチェックインします。夕食は割合高級感漂うバイキングです。大好きな会津の郷土料理である「こづゆ」もラインナップされており、じゃんじゃんおかわりをします。他にも食欲をそそる料理が多数ありますが、いかんせん20代の頃のようには食べられず、優先順位の高い料理以外は断念します。

食後には餅つきのイベントなどがありましたが、部屋にもどってパタンQし、そのまま果ててしまいました(苦笑)

■8月17日(日)
楽しかった旅行もこの日で最終日です。朝食は前日の夕食よりは大分軽い感じですがバイキングです。そこそこ満腹になるまで頂き、お世話になった宿を出発します。出発の際にお見送りしてもらえるのが高級旅館の良い所です(笑)

この日はお土産を購入出来る所に立ち寄りつつ、17時までにレンタカーを返却してお家に帰る予定です。まずは鶴ヶ城のお膝元である鶴ヶ城会館でお土産を購入しつつ、小池菓子舗のあわまんじゅうを買い食いします。お土産として持ち帰りもしますが、出来たてが一番美味しいので、あっきー夫妻にも勧めて食べてもらいます。

お次は猪苗代の「世界のガラス館」に寄ります。ここ、「世界の○○○館」と言うのが目白押しで、いかにも観光客向けの胡散臭いネーミングですが、なかなか見所も多く楽しめます。この日は500円ガラポンくじがありまして、やってみた所5等中3等が当たりまして、500円では明らかに買えないと思われる白鳥の置物をもらってきました。

一路仙台を目指して福島まで戻って来た辺りで、問題が発生します。東北道下りの村田JCTで事故車による渋滞が発生し、それが国道4号線にも飛び火しているようなのです。なかなか車が進まず、レンタカーの返却時間が迫ります。しかし!ドライバーあっきーのスーパードライビングテクニックにより何とか滑り込みセーフ認定!(厳密には数分遅れだったんですが、セーフにしてもらえました)無事に今回の旅行を締め括ることが出来ました。

■8月23日(土)
トロンボーンプレーヤーかつマウスピース制作者のWillie中込さんのブランド「willie’s Custom Brass」が「トロンボーン奏者がトランペットを吹くためのマウスピース」として、「Bacchus」と言うモデルを発表されているとの情報を得てしまい、物欲が無性に上がり、サンリツさんを通じて購入してしまいました。2ヶ月近くの納期を経て、この日ボクの手元に届きました。

これをアルトホルンに装着して吹いてみます。アルトホルン用のマウスピースはトランペット用のマウスピースよりカップが大きめになっているに過ぎませんので、ボクにはあまりに小さすぎるのですが、Bacchusはトロンボーン用のマウスピースのカップをやや小さめにしたものですので、割合違和感なく吹く事が出来ます。

とは言え、そもそもアルトホルン用のマウスピースではありませんし、人間がアルトホルンに慣れておりませんので、ハイB♭より高い音を出すのがしんどいのと、ピッチのバラツキが大きいのはしょうがない所だと思っています。

■8月24日(日)
午前中のゆぅちゅうばの練習を終え次第、七ヶ浜へ向かいます。多吹さんで慰問演奏があり、そのお手伝いをするためです。特段長丁場の本番ではありませんが、ユーフォがボク一人なのと、ユーフォの休みが少ない曲が多く、やや不安を覚えます。お品書きは以下の通り。

♪青い山脈
♪斎太郎節の主題による幻想曲(2014年コンクール課題曲3)
♪青葉城恋唄
♪時代劇メドレー
♪ジャパニーズ・グラフィティ16 坂本冬美メドレー
♪川の流れのように

斎太郎節そのものはお年寄りにも馴染みの筈ですが、民謡とは雰囲気が大きく異なるせいか、お年寄りには相当伝わりにくかったようです。ボクはと言いますと、本番を終えると予想通りに口がフガフガになりました。帰り際は大雨が降り出し、道路状況に怯えながら帰宅し、早めに就寝します。

■9月7日(日)
多吹さんの定演宣伝を兼ねて、三井アウトレットパーク仙台港での演奏があります。諸事情ありまして、先方より大音量での演奏は控えて欲しいとの要請があったようでして、「ぶっ放し禁止」を旨として演奏します。この日はバリチューが定演本番と同じく2人ずつ揃いましたので、負荷的には安心します。お品書きは以下の通り。

♪セレモニアル・マーチ(坂井貴祐)
♪レット・イット・ゴー
♪サックスアンサンブルによる「情熱大陸」
♪ジャパニーズ・グラフィティ16 坂本冬美メドレー
♪青葉城恋唄

坂本冬美メドレーについては、ラストの追い込みでぶっ放し解禁となりましたが、音量面での問題は発生せず、先方からもまたお願いしますと言われたとのことで、ボクも何となく安心して帰途につきます。夜にプチ打ち上げがあったのですが、帰宅後の昼寝が過ぎたようで、30分以上遅刻しての参加となりました。少ない参加人数でしたが、まあまあ楽しい時間を過ごせました。

■9月15日(月・祝)
昨年11月に結婚したNっしー&あんぱんちゃん夫妻に第一子が誕生したのは、お盆休みでボクらが猪苗代・会津旅行に出掛けている時でした。それから約1ヶ月経った所で、出産のお祝いを兼ねて二人の新居を訪ねる事にしました。二人とも色々試行錯誤で気の休まる事も少ないようですが、Nっしーが積極的に色々手伝ってくれるので助かっているとはあんぱんちゃんの弁。良い夫婦です。

二人には音楽活動を再開して欲しい思いもありますが、ここで夫婦の足並みが乱れると軋轢の原因になりますから、気長にその時を待ちつつ見守りたいと思います。

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この頃から風邪を引いて咳き込み出し、数年来具合の良くない喉を痛める事となってしまいます。それに加えて仕事も残業の時間が長くなり、一気に体調が急降下します。多吹さんの定演に向けての追い込みの時期にもかかわらず、練習を休んで寝込むことが多くなりました。そのため、多吹さんの定演出演を辞退しようかとさえ考えましたが、それでは多大な迷惑を掛けてしまうと思い直し、練習はギリギリまで休み、本番は何とか持ち堪えるようにしようと決めました。

■10月5日(日)
前日、かみさんが家の鍵を持たずに若吹の練習に出まして、ボクも多吹さんの前日練習に出るために出掛けたのですが、やはり調子が良くないと感じられましたので、家に帰って休む事にしました。そして家に帰り着いたその時、普段と同じように玄関を施錠して就寝したのですが、それが大きな過ちでした。

家に入れないかみさんがネカフェにいる事に気付いたのは眠りから一旦目覚めた朝4時前の事でした。何てことをしてしまったと思い、慌ててかみさんを迎えに行きます。家に帰り着いて眠りについたのは6時前でしたので、それから爆睡してしまい、目が覚めると多吹さんの集合時間でした。

多文に到着して程なく午前中のリハーサルが始まります。あまり吹かないようにして過ごします。いわゆる本番一発に賭けるってやつです。一番心配なのはチャイコの「くるみ割り人形」です。そもそも吹奏楽で演奏するには幾分無理があると思っていると言うのもありますが、「花のワルツ」のアレンジがユーフォ殺しのキツいやつだからなんです。お品書きは以下の通りです。

【1ステ】
♪セレモニアル・マーチ(坂井貴祐)
♪斎太郎節の主題による幻想曲(合田佳代子)
♪組曲「くるみ割り人形」より(P.I.チャイコフスキー)
1.小序曲(山本教生編曲)
2.行進曲(山本教生編曲)
7.花のワルツ(H.R.ケント編曲)

【2ステ】
♪ベイ・ブリーズ(真島俊夫)
♪多賀城吹奏楽団第30回定期演奏会記念メドレー
1.吹奏楽合奏~国民の象徴(E.E.バグレー/F.フェネル)
2.金管5重奏~宇宙戦艦ヤマト
3.クラリネットアンサンブル~「魔女の宅急便」より「海の見える丘」
4.木管アンサンブル~アマポーラ
5.ビッグバンド~インザムード
6.サクソフォンアンサンブル~情熱大陸
7.吹奏楽合奏~花は咲く
♪ジャパニーズ・グラフィティ16 坂本冬美メドレー

【アンコール】
♪レット・イット・ゴー
♪青葉城恋唄

何とか本番を乗り切り一安心です。体調に問題があることから、打ち上げ参加は断念し、最近行きつけのお医者さんに寄って帰宅したのでした。正直エキストラとしてきちんとした貢献が出来たとは思っていませんが、それでも寛大に接して頂いた関係者の皆さん、本当にお世話になりました。

■10月12日(日)
利府吹さんの16回定演の本番当日です。昨年までの数年間、定演にはプレーヤーとしてお手伝いしておりましたが、今回は初めての裏方です。しかも初体験のステージマネージャー。今まで演奏会は色々やってきましたが、専らプレーヤーでしたから、しくじったりしないか結構心配です。

幸いステージの転換や演出系がないので、ステマネ初体験にはうってつけかも知れません。とは言え、開演の10分位前から終演まで、ステージ下手袖に詰めていますので、なかなか疲れます。そして、一つ適当な事をしてしまうと、その分自分にしっぺ返しが来たりしますので、ちょっと厳しめにしないと行けないみたいです。

ま、これでステマネに必要な事が何となく分かったような気がしましたので、それなりに良い勉強にはなったかな(笑)