コンクール後をまとめて振り返る

■7月29日(日)
コンクール地区大会から1週間ですが、早速依頼演奏の本番です。ウチのご近所にある老人福祉施設、エバーグリーンツルガヤさんの夏祭りで演奏するのです。普通ですと普通に訪問して演奏して帰ってくる訳ですが、今回は施設で働く職員さんの中に吹奏楽経験者が何人かいらっしゃる事もあり、一緒に演奏する事にしました。

やはり、演奏を見る施設の利用者さんや関係者の皆さんにとっては、いつも働いている職員さんが楽器を手にして演奏している姿を見られる方が良いはずです。それなら…と、可能そうな方にはソロを振るべく、若干演奏曲を弄ったりと言うのがポイントです(笑)

そんな訳で準備を重ねて迎えた本番当日、若吹とPWOの皆さんの合同で演奏、指揮はワタクシでお送りしました。演奏の合間に施設職員の皆さんによるアンサンブル演奏を入れる構成でお送りしたのですが、何とメンバーの中にはわずか3週間前にサックスを手にした方もおり、仕事の合間を縫って必死に練習されたのだそうです。楽譜は読めない、指遣いがやっと分かる位の腕前ですが、頑張りが如実に伝わって来まして、何だか青春だなあと感じたのでした。

演奏曲は以下の通りです。これを11時、13時半、15時の3回演奏させて頂きました。

♪青い山脈
♪「情熱大陸」より(施設職員の皆さんによるアンサンブル)
♪日本の情景『夏』
♪演歌メドレー2
♪川の流れのように(アンコール)

演奏の合間には、演奏メンバーが施設内の出店を思い思いに回っておりました。その中で特筆すべきなのは、飲み物1缶50円の中にノンアルコールビールも含まれており、ダメな大人男性諸氏はこぞって買い求め、「ぷはーっ」とやっておりました。まあ、事前の調整で苦心した所も多々ありましたが、その分良い思い出に残る一日になったように思います。

しかしこの日はそれでは終わらず、夜は翌週の本番に向けての練習になったのでした(泣)

■8月5日(日)
この日は依頼演奏ダブルヘッダーです。先週に引き続き、PWOの皆さんとの合同でお送りします。午前中はコミセンの会議室で練習です。いかんせん狭いのですが、冷房完備の環境で練習出来ますので、本番の前に体調不良者を出す事態は回避出来ました(笑)

お昼位に練習を終え、昼食後最初の会場である河原町駅前に向かいます。こちらでの演奏が15時から16時、後の演奏が荒町で16時半からと言う事で、撤収と移動を考えると、河原町での演奏を幾分早めに終了しないと間に合いません。

事前に演奏開始時間をどちらかでずらして調整出来ないか試みたのですが、両方とも動かせない状況でしたので、やむなく河原町の演奏を早めに切り上げる事にしました。で、演奏曲目は以下の通りです。

♪栄冠は君に輝く
♪ひょっこりひょうたん島
♪島人の宝
♪サザエさんアラカルト
♪演歌メドレー2
♪川の流れのように(アンコール)

で終わるはずだったのですが、関係者の方から「まだ時間が残っている」とのご指摘が。しかし後の事を考えると早々に移動しなければなりませんし、演奏する曲も多く準備している訳ではありませんので、荒町で演奏する予定の「ふるさと」を急遽追加しますが、それでも時間が残っているので何とか消化して欲しいとのご要望を頂きます。その後のくだりで色々あり過ぎましたので、割愛させて頂きます。

演奏する側にも都合がありますし、演奏依頼する側にも都合がありますが、その仲立ちをした人がきちんと調整をしなかった結果です。調整をするなら最後まで責任を全うして頂きたいと思いながら河原町を後にしました。

そして大急ぎで次の演奏場所である荒町小学校体育館へ。幸い進行が押しておりましたので、本番に遅れる事態は回避する事ができます。早速準備を…と思って会場に入ると、ステージで見覚えのある方が、聴き覚えのある曲を演奏しておられました。そう、フルート奏者の行川貴さんの一番弟子の方が、葬儀の時に演奏された曲だったのです。

当日の指揮をお願いしたひろちゃん先生は行川さんの先輩、若吹の演奏メンバーの中にも行川さんにお世話になった人もおり、客席には行川さんのご家族の方、そしてステージで演奏をされていた行川さんの一番弟子の方…同じ場所に行川さんに関わりのある方々が何名も集まると言うのは、奇跡的な偶然なのか、それとも生前策略好きだったらしい行川さんがお盆を前に「ボクの事を忘れないで」のメッセージを込めて「見えざる手」で関係者を導いたのでしょうか…

演奏曲目は河原町とは幾分変わりまして、以下の曲でした。

♪バンドロジー
♪青い山脈
♪ひょっこりひょうたん島
♪島人の宝
♪演歌メドレー2
♪ふるさと(アンコール)

これでコンクールに始まった、3週連続本番のハードスケジュールが終わり、やっと一段落します。

■8月13日(月)
この日から3日間は、なかなかない夫婦揃っての連休になりますので、さあどうしましょうかと思案した結果、またもや会津へ旅行することにしました。今までは会津若松を含めて南側と西側に足を伸ばしておりましたが、今回は会津若松の北側、東側に足を伸ばすプランにしました。

朝は7時位に車でウチを出発し、朝食を何所で食べようか思案した結果、仙台空港で飛行機を見ながら食べよう!と言う事になり、まずは仙台空港に向かいます。でも飛行機は乗らないのがオチです(笑)

二人で牛タン定食を頂いてから、一路国道4号線で福島へ向かいます。最初のミッションは父方の墓参りです。生前ボクを大変可愛がってくれた祖父へ、今更かも知れませんが結婚の報告をしてきました。そこから国道115号線に入り、「道の駅つちゆ」を目指します。到着すると、時間は午後になっており、お昼ご飯には最適の時間帯です。ボクは「喜多方ラーメン饅頭」と「伊達鶏のおやき」を頂きます。かみさんは鮎の塩焼きを食しておりましたので、一口頂きます。昨年大内宿で頂いた岩魚の塩焼きには負けますが、なかなか美味です。

それから猪苗代を抜けて、白虎隊の学校である「日新館」を訪れ、夕方頃には会津若松に到着します。今回は会津若松の常宿がことごとく取れませんでしたので、七日町駅近くの料理旅館にお世話になります。さてどんなものが出て来るのかなと思っていたら、相当な種類が出て来ます。しかも随所に創意工夫が凝らされていて、実にウマイ!かみさんも大絶賛でした。

■8月14日(火)
朝食の「めっぱめし」と「こづゆ」は田季野の「わっぱめし」と「こづゆ」に比べるとちょっと大味に感じられまして、惜しいと感じられました。さて、宿を10時位に出発しまして、ほぼ未踏の地である喜多方へ車を走らせます。

最初に出掛けたのが、大和川酒造北方風土館です。大和川酒造店の蔵を見学する事ができ、車を運転しない人であれば試飲が出来ます。試飲はかみさんにしてもらい、ボクは運転手として試飲は断念したのでした(苦笑)

それから喜多方市街地の西側にある「蔵の里」へ出掛けます。ここでは方々にあった蔵を移築保存しており、各々の蔵の中では、喜多方ゆかりの偉人の足跡を辿ることが出来ます。奥には旧家住宅も保存されており、こちらではボランティアの方から昔話語りを聴くことが出来ました。当初は恥ずかしいと思って遠巻きに見ていたのですが、かみさんに呼ばれて聴いてみると、なかなか面白いものです。

最後に抹茶を飲みながら休憩出来ると言うので、和室に入って休憩します。お茶を点てて下さった老婦人と話した所、ボクらが今日初めて抹茶を飲んだ人だと言うのです。要はそれだけ訪れる人が少なく、閑散としているのです。「風評被害」の根深さを感じずにはいられませんでした。

それから喜多方市街地を離れ、北西の山都町へ向かいます。今は市町村合併で喜多方市山都町となっておりますが、そば処として比較的知られているところです。山都の中心部から更に奥地へ入っていくと、今回お目当ての宮古地区に辿り着きます。この辺りの蕎麦処はどこも、いわゆる蕎麦屋って感じではありませんで、大きめの農家の客間にお客さんを通す感じですので、概ねプライベートな感じの空間です。

今回入ったのは権三郎と言う蕎麦処です。食べ物がことごとく美味しいです!蕎麦はそば粉の香りプンプン…ではなく、むしろそば粉の香りは控えめでして、そばつゆとのバランスが絶妙です。繊細な味わいでして、今までに食べた蕎麦とは明らかに違います。その他にも山菜や川魚の料理など色々頂いて、満足して出て来ました。

そこからは一路今晩の宿となる猪苗代町へ。宿の場所は地図で見る限り中心部からは割合近いようですが、着いてみるとすっかり山の中です。チェックインして部屋に行こうとすると、予約したはずの旧館には部屋番号が見当たらず…どうやら、宿の方で新館に振り替えてくれたようです。

フロントの所にFreeSpotの表示が出ていたので、部屋で無線LANが使えるかなと思ってチェックしてみると、全く無線の電波が入りません。仕方ないのでPHSでネットに接続するも、場所柄PHSの電波もあまり入らない所でして、接続が不安定です。食事の後にフロントで訊いてみた所、FreeSpotはフロントの周囲だけなんだと。そりゃないわ。売店を見ると小泉総理ストラップが売られており、人は誰もいない状況です。ますますそりゃないわ。

■8月15日(水)
そんな訳でイマイチに感じられた宿を出発し、目指すは猪苗代町が生んだ偉人の資料等を集めた野口英世記念館へ。その前に同じ敷地にある「会津民俗館」を見に行きます。会津地方で使われた古道具や、移築された古民家が見学できるようになっています。説明書きを読むと、会津ならではの生活様式などが感じられます。

それから野口英世記念館へ。なかなか見所が多く、一番驚いたのは氏のカラー写真が現存していた事です。現在のような発色ではありませんが、100年以上も前にこのような技術が確立していたのは賞賛に値します。

続いて「天鏡閣」へ。簡単に言うと、明治時代に宮家の別荘として建てられ、後に福島県に譲られ、福島県迎賓館として利用された建物です。老朽化により一旦使用中止となりましたが、修復工事を経て現在に至っています。なお、現在は先の震災に伴う修復工事の最中です。

その奥には南ヶ丘牧場があります。こちらで昼食を摂ることにしました。牧場内のレストランは、乳製品がウマイ!ハンバーグが結構デカイ!大分お腹一杯になった所で、動物たちとふれ合う事に。まずはウサギ。概して警戒心が強いようで、子供が追いかけると必死に逃げます。追いかけるのやめようよ(苦笑)。

うさぎに餌をあげようとすると、ヤギが「俺にもくれ」と言わんばかりに寄ってきます。子ヤギはまだ控えめですが、親ヤギは子ヤギをおしのけて餌をせしめようとします。おかしくねーか?

しかし一番強烈なのは羊です。餌を持った人を見付けると、集団で囲んで逃がしてくれません。ヤギも追い払われてしまいます。しかしヤギもなかなかやるもので、時々羊にタックル一撃をお見舞いして追い払い、人から餌をせしめとるのです。かみさんは羊に近づいたばかりに囲まれ、追いかけられ、大変だったようです。

そんな訳で2泊3日の旅行を終え、仙台に戻ったのでした。ちなみに、この日の晩ご飯は喜多方ラーメン。これで旅の締めを飾ったのでした(笑)

以下覚え書き程度です。16日は仕事後に1812祭り第2弾の打ち合わせ。終わった後にみんなで牛タン定食を食べて帰りました。19日は松陵ふれコンの初回合同練習です。鼻から牛乳が出そうになりました。23日は僕等夫婦、ゆゆさん、しょうちゃんの4人で藤崎ビアガーデンへ。トルネードビールを体験しました。

25日は僕等夫婦とゆゆさん夫婦でAちゃん飲み。26日にはAndroidのタブレットPCを購入したのが届きました。早々に無線LANへ接続し、今は無線LAN経由でNASまでのアクセスが出来るようになりました。他にも色々あったような気がしますが、書ききれないのでこれくらいにします(苦笑)