何だか忙しかったり、トラブったり

■2月19日(日)
ここ数年恒例の、若林区中央市民センター学習発表フェスタ当日です。要は何かと言いますと、毎年の定演会場である若文の辺りを活動拠点としている団体がわんさか集まって、日頃の成果を発表しますよ、と言う感じの催し物です。よって、若吹のような音楽団体のみならず、体操系や踊り系のサークルも舞台発表をしたりします。

ボクら夫婦は裏方仕事もありますので、朝から若文に出掛けまして、仙台GWEさんの方々と一緒に慣れない裏方仕事をこなして行きます。若吹は舞台発表部門の後半のオープニングです。実はこのステージで、今まで数年間団員指揮者として頑張ってくれたふじゃ氏は、指揮者としてのラストステージになるのです。今回のお品書きは以下の通り。

♪JIN-仁 メインタイトル
♪日本の四季<冬>

ここでも最近涙もろくなっているふじゃ氏、ここでも感極まって泣いてしまったとか。まあ、10年以上慣れ親しんだ若吹で指揮を振るのが最後かもと思えば、無理もないのかも知れませんね。

■3月5日(月)
この日は朝から尋常ではない大雪に見舞われます。ボクは10時半から出勤ですので、かみさんを会社に送るために車で7時半位には出発しますが、予想以上の大渋滞で中々会社に辿り着けません。結局、北四番丁の界隈でかみさんは地下鉄に乗り換えて会社に向かいました。

生憎手持ちの現金がないのが気になっていましたので、幸町のイオンに寄って現金を下ろしたのですが、これが誤算の始まりでした。これ以降、会社に向かう道は何所も大渋滞が全く緩和されず、10時半の勤務開始に間に合わない事が確定してしまいます。

やむなく会社に電話をして遅刻の旨を伝えて、会社近くの駐車場に向かいます。しかしここで更なるトラブルが発生します。大雪のため車止めが見えない状態でしたので、車止めの辺りを軽く除雪して駐車しますが、積雪のため感覚がおかしくなり、勢い余って後輪の車止めをオーバーしてしまい、挙げ句には前輪の車止めもロックして身動きが取れない状態に!

大慌てでロードサービスをお願いし、何とか最優先で救出頂いたのは、13時前の事でした。助けて頂いた皆さんに感謝しつつも、尋常ではなく大変な一日となりました。

■3月8日(木)
突然ですが、新しいMacを購入しました。MacBook Pro Intel Core i5 2.4GHz、そう、Intel Macです。買ったのは突然ですが、これまでに何度も買おうか我慢しようかと言う葛藤を繰り返しておりましたので、本人的には衝動買いの認識はございません。

きっかけになったのは、ある日かみさんと話をしていたとき、ボク以上にかみさんがMacの動きが尋常ではなく遅いのにイラついていたのを知ってしまったからです。いよいよ買わねばなるまいかと決断し、デジレコ(TASCAMのリニアPCMレコーダー)も併せて購入したのでした。環境移行に幾分時間を掛ける事になりましたが、今まで9年近くお世話になったG3 Macに比べて快適な事この上ございません。

■3月12日(月)
この日は利府吹さん、古川ウインズさん、若吹の合同プロジェクトの打ち合わせがあり、かみさんが仕事帰りに合流すると言うので、ボクも混ぜてもらうことにしました。

打ち合わせはそこそこに終了しまして、皆さんで連れ立って酒付きのお食事へ向かいます。そちらでも和やかに懇談しまして、さて帰りますかとなった時に、ウインズのIさんは新幹線で古川へ、利府吹のT子さんは電車でお帰りとの事でしたので、車で帰る道すがら、お宅までお送りする事にしました。

車中であれこれとお話をしていましたが、色々大変な事が山盛りみたいでしたので、ウチらで良ければまた話してね、と言う事でお別れしたのでした。

■3月17日(土)
第6回仙台ユーフォニアム・テューバフェスティバルの本番当日です。この日まで何回か練習日程を組んで練習してきましたが、いつにも増してメンバーの集まりが芳しくなかったり、直前にメンバーのドタキャンがあったりと、色々不安を覚えながら当日を迎えました。

今回は当日練習のために、会場である仙台市青年文化センターの隣りにある旭ヶ丘市民センターで練習場所を確保しました。ゆぅちゅうばの練習のためでもありますし、合同で演奏して頂けるVisual4さんとの合同練習のためでもあります。

Visual4さんはこの日、朝の5時位に弘前を出発し、高速経由で仙台に入るスケジュールです。午前中にコンテスト部門があり、アンサンブルコンテスト青森県大会で金賞を受賞した曲を披露して下さいました。緩急自由自在と呼ぶにふさわしい、素晴らしい演奏でした。他に学生のチームが出ており、ジャズ調のナンバーをよくまとめていました。

コンテスト部門が終わった所で、ゆぅちゅうばとVisual4さんで合流し、チャッチャと昼食を済ませ、合同練習を始めます。V4さんと合同演奏をしたのは二年前のフェスタの時でしたが、青年文化センターのパフォーマンス広場で練習をやったために、周りの喧噪でさっぱり効率が上がらなかった反省があります。しかし、次の年は震災によりフェスタは開催延期となり、今回が2回目の合同になります。

とは言え、あまり時間的に余裕がありませんので、幾分駆け足での練習になりましたが、周りの喧噪に邪魔されることなく練習出来ましたので、きちんと会場を取った意味はあったように思います。次回以降もこの線で行こうかな(笑)

練習を終えて会場に戻ると、仙台出身のユーフォニアム奏者、石橋美奈子さんのミニコンサート&公開レッスンです。結構著名な方ですので、それなりの体格の方だろうと思っていたのですが、実際のご本人は小柄で、話し方も柔和な感じで逆にびっくりしました。しかしその演奏たるや圧倒的な存在感でした。ボク本人はあまりの心地よさに、演奏を聴きながら何回も寝落ちしてしまいました…お恥ずかしい。

さて、その後はゆぅちゅうばとV4さんのアンサンブルコンサートのお時間です。お品書きは以下の通り。

【ゆぅちゅうば】
♪マーチ「ブルースカイ」
♪バンドのための民話
【Visual 4さん&ゆぅちゅうば】
♪卒業写真
【Visual 4さん】
♪「もののけ姫」より
♪瑠璃色の地球

ゆぅちゅうばはいつもの通り、ボクの編曲による「バリチューで課題曲&自由曲」シリーズの第4回です。途中で何だかアンサンブルの歯車が噛み合わなかったりしましたが、一応曲に聞こえる程度の演奏にはなったようです。直前になってパート変更を買って出てくれたタマロさんには本当に感謝です。

V4さんとの合同でお送りした「卒業写真」は、当日だけの合わせ練習である事を考えれば、なかなかの演奏だったのではないでしょうか。ちなみに、V4さん単独で演奏された「瑠璃色の地球」は、ボクの編曲によるものです。昨年のミード祭で一度演奏したのですが、V4さんから是非演奏したいとのご要望を頂き、それなら是非どうぞ、と言う事で演奏して頂いたものです。その演奏たるや、何とも感動的な演奏でした。

編曲が良いのか、演奏する人が良いのか、はたまた相乗効果なのか…一応相乗効果と言う事にしておきましょう(笑)

夜はフェスタの打ち上げです。ゆぅちゅうばのメンバーは大半が所属楽団の練習があるため、ボクだけの参加です。場所が第一生命タワービルの最上階ですので、V4の皆さんは口々に「弘前にはこんな高いビルがない」とおっしゃいます。でも大丈夫です。仙台人も普段こんな高い所で飲み会とかしませんから(笑)

ゆぅちゅうばのメンバー数人は、この後に二次会をするなら合流したいと言う意向がありましたので、その旨V4さんに打診するも、既にプランがあったとの事で、残念ながら今回は見送りとなりました。次回への宿題になりますね。

■3月20日(火・祝)
若吹の慰問演奏の本番当日です。今回はボクが指揮者として登場するためユーフォ不在、メンバーの都合によりホルンパートも不在になります。要はそれ以外のパート編成で出来る曲をラインナップしてお邪魔することになるわけです(苦笑)

午前中はコミセンで合奏。合奏とは言っても、10人位しかおりませんので合奏と言うよりはもはやアンサンブルです。誰かが落ちたらメロディがなくなる位の小編成っぷりです。これで演奏曲を確定させ、午後の本番に備えます。今回のお品書きは以下の通りです。

♪ひょっこりひょうたん島
♪さくら(森山直太朗)
♪きよしのズンドコ節
♪上を向いて歩こう
♪明日があるさ[アンコール]

この間に、各パートの紹介を兼ねてアンサンブルを入れました。一番好評だったのは予想外にきよしズンドコでした。指揮者が変に気合を入れて振ったからかも知れません。この系統は今後充実させる方向で行こうかなと思います(笑)

演奏が終わってから、夜はかみさんの実家にお邪魔します。かみさんの弟さん(次男)が細菌性胃腸炎にやられていたようで、治りかけではあるものの調子が優れない様子でした。

■3月22日(木)
朝目が覚めると、すこぶる体調がおかしいのに気付きます。胃は胃酸まみれでムカムカしますし、おまけに下痢の症状もあります。とてもとても会社に行ける状態ではないため、直ちに会社に休みの連絡を入れます。

昼頃にかみさんと電話で話していて気付きます。一昨日、伝染されたに違いない、と。どうやら一日寝ていても治るものではないと判断し、這うようにして車に乗り込み、行きつけの内科に見てもらいます。幸いインフルの類ではないようですが、症状を話して薬を出してもらいました。

翌日には何とか仕事に行けるようになりましたが、この影響が週末辺りまで続く事になるのでした。

■3月25日(日)
「ミュージックあ・ら・かると」と言うイベントがあります。元々若林区中央市民センターの主催事業で、小規模アンサンブルのオムニバスイベントだったのですが、市民センター側では予算カットとなってしまった事から、実行委員会主催で継続開催となったものです。

例年若吹からは2チーム程度で参加しており、今回は木管アンサンブルと、金管&打楽器アンサンブルでの参加となりました。そして、このイベントがふじゃ氏夫妻にとって、若吹最後のイベントとなるのです。

木管チームはFl1、Cl2、Asx、BsClの編成です。最初に3重奏、次にふじゃ氏夫妻によるデュエット、最後に5重奏によるエルザと言うお品書きとなっており、結構吹きっぱなしで堪えたようです。

金管チームはTp2、Hn2、Tb2、Bar1、Eu1、Tu1、Per3と、通常の金管八重奏にバリトンとパーカッションを足した編成です。曲目は年度末に相応しく、「旅立ちの日に」と「卒業写真」の2曲をボクの編曲でお送りするお品書きとなりました。本番は初っ端からアレンジャーのボクが音を外してアンサンブルをぶっ壊してしまいます(泣)

実は、今回の選曲には裏のテーマがあり、この日で最後のふじゃ氏を泣かせる戦略があり、卒業にちなんだ選曲をしたのも、この戦略に沿ったものだったのです。自分も含めて、何て酷い人達だと思うのです(笑)

しかし、いくら涙もろいふじゃ氏でも、そんな簡単に泣くかなーと思っていたら、どうやら「卒業写真」の演奏が始まった辺りで、堪えきれず泣いた事が確認されたようです。これで本日の作戦は大成功!

一つ気になるのは、直前にホルンのK山さんがインフルのため演奏不可になったとのことなんですが、これって本当なのか、それとも某氏の軋轢によってインフルで演奏不可になったと言う事にしたのか…